三岐線・丹生川駅構内に貨物車を集めた【貨物鉄道博物館】があります。
4年ぶりの桃源郷@再訪!しかし閉館日だったため、、、今回も全貌はお預けでした(><
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屋外展示な貨物車の面々と久しぶりの再会♪ 『枯凋 こちょう と再生』がヨキでした!

前回の訪問は4年前の2019年3月でした。その様子は・・・コチラで晒しています(^^;

『貨車を集めたトコがあるっぽ』とウル覚えの訪問だったので色々とヌケてましたΣ(´д`;)
今回も残念なスケジュール管理でユルユルなヌケ具合!毎月1回の屋内展示場@公開日に合わせられなかったので、、、アキラメの再訪でした。Σ(・ω・ノ)ノ
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が!? 現地に到着してみると貨物鉄道博物館スタッフ様方がなにやら作業中!
どぉやら、もと丹生川駅@貨物ホーム上の屋内展示場のお掃除会だった模様。。。

丹生川駅前から【貨物鉄道博物館】へ向かうと、出迎えてくれるのが『圧巻のタム軍団♪』
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しかし、車体の補修・塗り替えをしている個体が散見! 野外展示だし、、、貨車だし。。。ねぇ
実は2023年9月【貨物鉄道博物館@開館20周年】を迎えるにあたり『1両でも多くの展示車をキレイにしたい!』との意気込みで補修をすすめているそぉです♪

以下、黒枠付きは2019.03.29.訪問
の画・枠無しが2023.06.10.今回の再訪時の画を使って
補修前後の比較企画》で進行してみます♪

【タム8000形・タム8000号】寄贈:三菱ガス化学(株) 》
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1962年(昭37)・汽車製造製。15トン積み・過酸化水素専用タンク車。
丹生川駅前から貨物鉄道博物館(以下、FRMと略)へ向かうと、一番に目に飛び込む銀タム!
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現在、車体や表記はキレイなものの、台枠に目をやるとにややお疲れが。。。


【タム5000形・タム6263号】《寄贈:東北東ソー化学(株) 》
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1968年(昭43)・富士重製。15トン積み・塩酸(およびアミノ酸)専用タンク車。
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積込み口@ドームの立体的造形、そのまわりに立派な手スリを装備した小粒ながら見ごたえのあるタム♪ 
補修作業が終わったばかり!これからレタリング@各種表記待ちのよぅです。



【タム500形・タム2920号】笹田昌宏氏より貸与 》
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1958年(昭33)・日本車輛製。15トン積み・ガソリン専用タンク車。
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【タ2000形・タ2001号】 新潟鉄工製 吉岡心平氏より貸与 》
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1939年(昭14)タム200形・タム274【15t積み・二硫化炭素専用】として製造。
1941年(昭16)タ2000形・タ2001【10t積み・アルコール専用】へ改造・専用種別変更。
日本曹達(ニホンソーダ)】の私有貨車として製造。1961年(昭36)に【日本アルコール販売(株)】へ移籍。
1939年(昭14)製タンク車であるため、各所に戦前の設計・構造・工法を留める貴重な実車だそぉな。

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絶賛補修中のタ2001。見た目で古さを感じさせないスマートなタムでした♪


【DB101@巴川製紙所・スイッチャー】
《寄贈:(株)津坂商会》
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1957年(昭32)協三工業製。10t機@機械式ディーゼルスイッチャー。
東海道本線・用宗駅@巴川製紙専用線開設に合わせ新造。1986年の専用線廃止まで活躍。
廃車後は名古屋市内の(株)津坂商会@入口に保存。2004年にFRMへ寄贈。
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1957年製【DB101】は協三工業製【機械式ディーゼル・チェーン駆動】10t 貨車移動機の最初期の部類。同型車は少数の製造に留まり、現存はこの【DB101】1両のみ。
その後、協三工業では1959年から10t機@貨車移動機を本格生産開始。200両以上を生産と盛況を博す。

露天展示なうえに複雑な形状の鉄塊!そりゃ枯凋(こちょう:枯れしぼみ、衰退するさま)しちゃうよね~ しかし!屋外使用前提の貨車ゆえに『枯凋するけど、再生も容易♪』 

さらに!! 時空を超えた難易度の再生が始まろうとしています♡

旧・関西鉄道458号貨車』のちの【鉄道省テワ1009号】《譲渡:関東鉄道》
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1900年(明33)関西鉄道@四日市工場製。7t積み・鉄製有蓋貨車。
1907年(明40)関西鉄道@国有化。テワ1003形・テワ1009号に改番。
1921年(大10)龍崎鉄道へ譲渡。テワ1形1号に改番。1928年(昭3)テ1形1号に改番。
1950年(昭25)頃、廃車。竜ヶ崎車両区で倉庫として使用。
2017年(平29) 貨物鉄道博物館へ譲渡・移設。
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2023年に足回りも含めた『国内最古級の貨車の復元』をクラウドファンティングにて支援募集!
無事復元費用を調達成功したので復元に向け車体整備を開始。
松葉スポーク車輪がすでに確保済みなので、軸受けやら板バネやらの設計からスタート~♪

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2023.06.10.現在の姿はこんな感じでした。

気が早いですが・・・連結器も虫干しされてましたw 
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再生までは長い道のりですが、つぶさに観察してますデス♪


さらに!
クラファン@ネクストステージで支援募集した『正真正銘!国内最古の貨車』の姿も♪
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製造時期:1895年(明28)~1898年(明31)【旧ライジングサン石油タンク車】
120年以上前のタンクの架台に徹してるのも貨車【日本陸軍鉄道連隊軽貨車】ってなんかイロイロすごいw
ここから再生できるってのも貨車の強みだよね~Σヾ( ̄0 ̄;ノ


さて、FRM保有貨車を端から紹介し始めるとシキに辿り着くのはイツになるやら(^^;
・・・最近『表紙サギ』な案件が目立ち始めたのでシキに行きます♡
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大物車なだけに『大物の貫禄』がみなぎってて見応えアリアリのアリ♪
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アチコチに書き込まれた表記も貨物車の魅力のひとつ♪
・・・でも、ちょっとナニ書かれているのか読み取れない消耗具合でした・・・
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【貨物鉄道博物館@開館20周年】に向けて!まずは大物車@お化粧直し♪
気になる表記復活♡。。。表記の復元にはこんな作業が行われていたのね~!
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【シキ160形シキ160】寄贈:株式会社日本AEパワーシステムズ》
1955年(昭30)日本車輛製造で1両のみ製造。130t積み大物車。


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特大貨物の変圧器を輸送するための大物車。車両中央で二分割し、変圧器を吊掛式で搭載。
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貨物鉄道の『枯凋 こちょう と再生』
貨物鉄道の流れは『国鉄末期の衰退』から『集約化・省コスト化』で盛り返してきました!
一方、荷役はコンテナ@規格化され、同一貨車に複数の積み荷を搭載できる形態に変貌。
『黒い貨車・雑多な多種混合編成』は前時代の象徴として歴史の彼方に走り去りました。。。
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【黒い貨車】は前時代の象徴として《展示物としての価値》が生じたとも言えます。
産業遺産【黒い貨車】を集め、維持・補修作業がつぶさに観察できる貴重な博物館。
さらに古きモノの《価値の再生》がスタート!
ボランティアで運営されてるがゆえに手作り感&進行具合もゆっくりですが、貨物鉄道の『枯凋 こちょう と再生』を実体験できる【貨物鉄道博物館】!
これからも応援していきたいと思っています♪