
2009.05.17. 箱根ラリック美術館《特別展示@ル・トラン》としての
【プルマンカー No4158】のお話です。
【プルマンカー No4158】のお話です。
ルネ・ラリック氏(1860-1945)は19世紀末のアール・ヌーヴォ-そして20世紀初頭のアール・デコという2つの装飾美術様式にまたがり活躍した宝飾・ガラス工芸家です。
彼の作品を所蔵・展示している【箱根ラリック美術館】が箱根@仙石原にあります。
ルネ・ラリック氏は宝飾から装飾美術の世界に入り香水商コティと出会いガラス工芸家への道へ歩んでいきました。
香水の小瓶からシャンデリア、室内噴水、クラッシックカー・マスコット(ベンツとかジャガーの鼻っ面にあるシンボルのアレ)
そして室内装飾として【鉄道車両】や【豪華客船@ノルマンディー号】の1等客室の装飾なども手がけていたりと、、、乗り物系大好きサンには『ほほぉ!』と唸らせる活躍もしていたそぉな。

CIWL@コート・ダ・ジュール型プルマンカーの室内装飾もルネ・ラリック氏の代表作!
ということで【プルマンカー No4158】は『ルネ・ラリック作品』として箱根ラリック美術館に所蔵されたのでした。美術館に鉄道車両?の謎はソレだ!
ルネ・ラリック氏が関わった車内装飾は側面窓間や車内仕切に掲げられているガラス作品
【バッカスの祝祭】をモチーフにした3列のガラスレリーフで1ユニットになっています。
バッカスとはローマ神話のワインの神のコトで真ん中で楽器を奏でている男が彼なんだそぉな。
両側にはワインだけにブドウと戯れる女性(巫女なのか女神なのかそれとも・・・)がバッカスと楽しそうにきゃいきゃいしてる構図です。

全部で7タイプの構図があり小さいブドウも勘定に入れると150枚以上のガラス装飾が施されています。。。見た目の重厚さもあるけど、、、ぶっちゃけ重いわな(^^;
裏側には銀が張られており、曇りガラス調のレリーフと相まってほんのりと美しく輝きます。
さてさて、この【プルマンカー No4158】の撮影なんですが・・・一般見学者は接近を許されていません!
でわでわ ど~すればプルマン様にお近づきになれるのか?と申しますと・・・
【お茶会】というお布施を出費しなくてはなりませぬ(--;
まぁココでお金のハナシしたってね~相手はCIWLなんだしね~
ぶっちゃけ、、、模型だって!実物だって!! 展示物wだって!!!! CIWLにゃ金が掛かるワケよw
『あきらめて染まっちゃいなよ♪』ってコトです♡
【お茶会】の内容は45分のコースとなっております。
1時間間隔・1回@20人の定員制で、当日ル・トラン前にて予約をします。

このよぉに毎時間ごとの空き帯が掲示されています。空き時間帯をセレクトしてください。
そして飲み物【紅茶・コーヒー・ハーブティー】の中から1種を選び申告します。
本日のケーキ@見本を展示していますので参考がてら。。。オイラ達には無用なお世話ですがねw
『開幕5分前には来てね♪』と予約カードを渡されます。謁見時間までラリック美術館の作品でも見てみたらいいんぢゃない?って感じですw
いよいよプルマン様との謁見のお時間がまいりました(●´Д`●)ワクワク
最初に画像左側のデッキ部に通されます。

このデッキには今や大型モニター!と自慢できない42型程度のモニターにてありがたいレクチャーを拝見します。プルマン様とラリックの関係やら・プルマン様がいかに豪華な鉄道車輌だったのかとか・箱根の山坂道をどぉやって運ばれてきたか・など10分間程の映像であったまっていただきます。
夜の箱根をゆったり進むプルマン様・・・しかも室内灯を付けて優雅に進むお姿♪
暖かな木のぬくもりが窓からこぼれるニクイ演出でした(;´Д`)ハァハァ

しかし・・・どぉしてもプルマン様のコトを『オリエントエクスプレス』と言いたがるラリック美術館なので、イラッっとくる気持ちは重々わかりってますよ♡
まぁ【プルマンカー No4158】の最終形態はNIOE(のすとらじぃ・いすたんぶぅる・おりえんとえくすぷれす)だし、オリエント エクスプレスって言えば通りもいいけどネ・・・っとプルマン萌えなオイラもついこの前までは『オリエント最高!』なんて言ってたけどね(^^;


この先は車内なので撮影禁止となります(TT
WC側から乗車となります。
丸窓が美しい♪意外と明るいWCでした。。。
個室の側廊を通ります。
重厚なマホガニーで仕切られた個室。
4人でゆったりと過ごせるプライベート空間となっております。
仕切にある窓はKATO製品の印象とは異なり、明るく大きい感じを受けます。
また厚さも分厚くありませんw

開放客室に入ると上図の緑色囲みの一人席が撤去されていました。
通路を挟んだ席が4人席となっていました。
コレはNIOEで施行されたモノで、ラリック美術館では運行最終形態から手を付けていないそぉです。
ランプシェードは来日当時の赤いシェードから白いシェードへ変わっています。

個室の内壁装飾はルネ・ラリックの娘@スザンヌ・ラリックの作品です。
女性らしさを表した花柄のレリーフ@寄木細工でした。
窓下部の高さ1/3ほどの風防ガラスが内側に設置されています。
『寄りかかるとあぶねーぞ』的な注意が英語とフランス語で書かれてます。
開放客室は20席あり仕切にて8人と12人とに分かれます。
仕切にも戸があり、絨毯敷きの効果もあるのか・・・とても静かです。
人の話し声もスーっと吸収されていくような不思議な感じがしました。。。
大柄なイスは形状こそ来日時と同型ですがモケットは張り替えてありました。
それでも肘掛け部にすり減って生地が薄くなっている部分もあり『立派に働いていたんだぞ!』っと主張しているよぉでもありました。
座ってみると大柄のオイラでも十分なほどのゆとり♪ 適度な堅さで沈み込むでもなく、跳ねるわけでもない・・・鉄道車輌として走っている時に座ってみたかった♡と思わずにいられません!
窓下足もとに直径10cmはあるかと思われる配管3本が車輌長手方向に走っています。
おそらくコレが温水暖房なのでしょうなぁ~
本日のお茶会の内容はコチラ

小田原産イチゴとビスタチオのケーキ
オイラは紅茶をセレクトしました。
ダージリンの香りとアッサムのまろやかさが・・・ってオラには判るハズもなくw
ただ画像にあるティーポットが意外と大容量! 3~4杯分は入ってます♪
薬味として生クリーム・薔薇ジャム・シナモンの粉末が用意されているので飽きさせません!
ティーカップやケーキ皿にはNIOEのロゴが入っていて、それだけでも気分はオリエント(●´Д`●)←単純バカw
ナニ気に大容量の紅茶としっかりとしたケーキのおかげで軽い満腹感を覚える程に♪
プルマン様の隣りブースにはかなり旨そうなメニューで迎撃せんとするレストランがあるのに・・・お昼どきのお茶会は要注意です(^^;
『椅子は窓や戸から出せる大きさでは無いので車内で職人が張り替えたり補修した』んだそぉな。
てか、そんなデカイ椅子だったらデーブル跳ね上げてもダンススペース稼げないんぢゃね?とw
各席には専用の呼び鈴@スイッチがあり、これで各テーブル専属ボーイを呼びつけたらしぃです。
『今押しても鳴りませんけどね♪』とお姉さん・・・お約束です。。。
『実は開放客室の天井灯もルネ・ラリックの作品です。が!モチーフがナンなのかハッキリしていません。花びら・貝殻・昆虫の羽根・・・いろんな想像ができますが、ソレは皆様の思うままで結構です』・・・そんなアバウトでいいらしぃゾ(^^;
さてさて、、、とっても贅沢なプルマン様@堪能のお時間も終了の時間となりました。
退席も端から順々に進められます。。。オイラはいちばん最後部の席だったの着座のまま待機していました。するとみなさんが退席する振動がコトンコトンと伝わってきます。。。
『これが重量級プルマンを支える脚か!そぉだね、、、鉄道車両なんだよね~』
まぁ、たかが20人の重量ですので【揺れ】までいきません。が、たしかに鉄道車両独特の【脚】の感触が感じとれてちょっと感激!
ここで45分の【お茶会】は完全終了。
そしてココからがプルマン様(;´Д`)ハァハァ大会の幕開けです!ヒャッハー
次の回の団体サマが入場するまで【およそ10分間+スタッフのお姉さんからダメ出しを喰らうまで】存分にプルマン様とセッションしてください♪
ただし注意点があります!キケンが危ないです!!

プルマン様の隣のブースにレストランが併設されています。
レストラン側からもガラス越しでプルマン様を拝見できる構造となっております。
鉄活動に没頭して背中にスキを作りませんよぉご注意くださいませw
周りは上流階級と心してくだされw
ちょっとしたお土産をゲトー♪

左から
里見宗次〔コート・ダ・ジュール@欧州での運行告知ポスター〕1935年 東京国立近代美術館所蔵 の絵はがき@¥100
ル・トランブレンド ピトレティーバッグ@プルマンカラー&丸窓の小洒落たパッケージとその中身@¥1200
ル・トラン乗車券@切れないパンチ入り(しかも右上に入鋏かよヽ(`Д´)ノ )@¥2100
プルマン車内 装飾パネル〔彫像と葡萄〕の絵はがき@¥100
ル・トランでボクと握手!的な案内チラシ@ラリック美術館内にあちこちあるかも¥プライスレス
つか【プルマンのNゲージ】置いといてくれよ。。。orz
※2012年からのご報告
『置いてあるらしぃぞ(^^♪』
翌年【プルマンカー No4158】車内撮影解禁!撮りいくっきゃナイよね♪
彼の作品を所蔵・展示している【箱根ラリック美術館】が箱根@仙石原にあります。
ルネ・ラリック氏は宝飾から装飾美術の世界に入り香水商コティと出会いガラス工芸家への道へ歩んでいきました。
香水の小瓶からシャンデリア、室内噴水、クラッシックカー・マスコット(ベンツとかジャガーの鼻っ面にあるシンボルのアレ)
そして室内装飾として【鉄道車両】や【豪華客船@ノルマンディー号】の1等客室の装飾なども手がけていたりと、、、乗り物系大好きサンには『ほほぉ!』と唸らせる活躍もしていたそぉな。

CIWL@コート・ダ・ジュール型プルマンカーの室内装飾もルネ・ラリック氏の代表作!
ということで【プルマンカー No4158】は『ルネ・ラリック作品』として箱根ラリック美術館に所蔵されたのでした。美術館に鉄道車両?の謎はソレだ!
ルネ・ラリック氏が関わった車内装飾は側面窓間や車内仕切に掲げられているガラス作品
【バッカスの祝祭】をモチーフにした3列のガラスレリーフで1ユニットになっています。
バッカスとはローマ神話のワインの神のコトで真ん中で楽器を奏でている男が彼なんだそぉな。
両側にはワインだけにブドウと戯れる女性(巫女なのか女神なのかそれとも・・・)がバッカスと楽しそうにきゃいきゃいしてる構図です。

全部で7タイプの構図があり小さいブドウも勘定に入れると150枚以上のガラス装飾が施されています。。。見た目の重厚さもあるけど、、、ぶっちゃけ重いわな(^^;
裏側には銀が張られており、曇りガラス調のレリーフと相まってほんのりと美しく輝きます。

でわでわ ど~すればプルマン様にお近づきになれるのか?と申しますと・・・
【お茶会】というお布施を出費しなくてはなりませぬ(--;
まぁココでお金のハナシしたってね~相手はCIWLなんだしね~
ぶっちゃけ、、、模型だって!実物だって!! 展示物wだって!!!! CIWLにゃ金が掛かるワケよw
『あきらめて染まっちゃいなよ♪』ってコトです♡
【お茶会】の内容は45分のコースとなっております。
1時間間隔・1回@20人の定員制で、当日ル・トラン前にて予約をします。

そして飲み物【紅茶・コーヒー・ハーブティー】の中から1種を選び申告します。
本日のケーキ@見本を展示していますので参考がてら。。。オイラ達には無用なお世話ですがねw
『開幕5分前には来てね♪』と予約カードを渡されます。謁見時間までラリック美術館の作品でも見てみたらいいんぢゃない?って感じですw
いよいよプルマン様との謁見のお時間がまいりました(●´Д`●)ワクワク
最初に画像左側のデッキ部に通されます。

夜の箱根をゆったり進むプルマン様・・・しかも室内灯を付けて優雅に進むお姿♪
暖かな木のぬくもりが窓からこぼれるニクイ演出でした(;´Д`)ハァハァ

まぁ【プルマンカー No4158】の最終形態はNIOE(のすとらじぃ・いすたんぶぅる・おりえんとえくすぷれす)だし、オリエント エクスプレスって言えば通りもいいけどネ・・・っとプルマン萌えなオイラもついこの前までは『オリエント最高!』なんて言ってたけどね(^^;

とりあえず一般のお客様にプルマン様の偉大さを認識させたトコロで車内に通されるワケですが・・・デッキから一旦降り、プルマン様の御前をぐるりと通り反対側の車端部より車内に通されます。。。
・・・予約席順に呼ばれ、列をなして進む様は【謁見】と表現するのが相応しい光景ですw
ちなみに・・・外見で目を引くこの丸窓!これはルネ・ラリック氏の作品ではありませんので誤解無きよぉにw
この先は車内なので撮影禁止となります(TT
WC側から乗車となります。
丸窓が美しい♪意外と明るいWCでした。。。
個室の側廊を通ります。
重厚なマホガニーで仕切られた個室。
4人でゆったりと過ごせるプライベート空間となっております。
仕切にある窓はKATO製品の印象とは異なり、明るく大きい感じを受けます。
また厚さも分厚くありませんw

通路を挟んだ席が4人席となっていました。
コレはNIOEで施行されたモノで、ラリック美術館では運行最終形態から手を付けていないそぉです。
ランプシェードは来日当時の赤いシェードから白いシェードへ変わっています。

女性らしさを表した花柄のレリーフ@寄木細工でした。
窓下部の高さ1/3ほどの風防ガラスが内側に設置されています。
『寄りかかるとあぶねーぞ』的な注意が英語とフランス語で書かれてます。
開放客室は20席あり仕切にて8人と12人とに分かれます。
仕切にも戸があり、絨毯敷きの効果もあるのか・・・とても静かです。
人の話し声もスーっと吸収されていくような不思議な感じがしました。。。
大柄なイスは形状こそ来日時と同型ですがモケットは張り替えてありました。
それでも肘掛け部にすり減って生地が薄くなっている部分もあり『立派に働いていたんだぞ!』っと主張しているよぉでもありました。
座ってみると大柄のオイラでも十分なほどのゆとり♪ 適度な堅さで沈み込むでもなく、跳ねるわけでもない・・・鉄道車輌として走っている時に座ってみたかった♡と思わずにいられません!
窓下足もとに直径10cmはあるかと思われる配管3本が車輌長手方向に走っています。
おそらくコレが温水暖房なのでしょうなぁ~
本日のお茶会の内容はコチラ

オイラは紅茶をセレクトしました。
ダージリンの香りとアッサムのまろやかさが・・・ってオラには判るハズもなくw
ただ画像にあるティーポットが意外と大容量! 3~4杯分は入ってます♪
薬味として生クリーム・薔薇ジャム・シナモンの粉末が用意されているので飽きさせません!
ティーカップやケーキ皿にはNIOEのロゴが入っていて、それだけでも気分はオリエント(●´Д`●)←単純バカw
ナニ気に大容量の紅茶としっかりとしたケーキのおかげで軽い満腹感を覚える程に♪
プルマン様の隣りブースにはかなり旨そうなメニューで迎撃せんとするレストランがあるのに・・・お昼どきのお茶会は要注意です(^^;
茶しばいて落ち着いたところで ル・トラン@お姉さんスタッフによる『プルマン@ウンチク話し』が始まりました。
『テーブルは窓側に跳ね上げられる構造になっており室内をダンスホールにできるぞ!』ってなコトらしぃです。『椅子は窓や戸から出せる大きさでは無いので車内で職人が張り替えたり補修した』んだそぉな。
てか、そんなデカイ椅子だったらデーブル跳ね上げてもダンススペース稼げないんぢゃね?とw
各席には専用の呼び鈴@スイッチがあり、これで各テーブル専属ボーイを呼びつけたらしぃです。
『今押しても鳴りませんけどね♪』とお姉さん・・・お約束です。。。
『実は開放客室の天井灯もルネ・ラリックの作品です。が!モチーフがナンなのかハッキリしていません。花びら・貝殻・昆虫の羽根・・・いろんな想像ができますが、ソレは皆様の思うままで結構です』・・・そんなアバウトでいいらしぃゾ(^^;
さてさて、、、とっても贅沢なプルマン様@堪能のお時間も終了の時間となりました。
退席も端から順々に進められます。。。オイラはいちばん最後部の席だったの着座のまま待機していました。するとみなさんが退席する振動がコトンコトンと伝わってきます。。。
『これが重量級プルマンを支える脚か!そぉだね、、、鉄道車両なんだよね~』
まぁ、たかが20人の重量ですので【揺れ】までいきません。が、たしかに鉄道車両独特の【脚】の感触が感じとれてちょっと感激!
ここで45分の【お茶会】は完全終了。
そしてココからがプルマン様(;´Д`)ハァハァ大会の幕開けです!ヒャッハー

ただし注意点があります!キケンが危ないです!!

レストラン側からもガラス越しでプルマン様を拝見できる構造となっております。
鉄活動に没頭して背中にスキを作りませんよぉご注意くださいませw
周りは上流階級と心してくだされw
ちょっとしたお土産をゲトー♪

里見宗次〔コート・ダ・ジュール@欧州での運行告知ポスター〕1935年 東京国立近代美術館所蔵 の絵はがき@¥100
ル・トランブレンド ピトレティーバッグ@プルマンカラー&丸窓の小洒落たパッケージとその中身@¥1200
ル・トラン乗車券@切れないパンチ入り(しかも右上に入鋏かよヽ(`Д´)ノ )@¥2100
プルマン車内 装飾パネル〔彫像と葡萄〕の絵はがき@¥100
ル・トランでボクと握手!的な案内チラシ@ラリック美術館内にあちこちあるかも¥プライスレス
つか【プルマンのNゲージ】置いといてくれよ。。。orz
※2012年からのご報告
『置いてあるらしぃぞ(^^♪』
翌年【プルマンカー No4158】車内撮影解禁!撮りいくっきゃナイよね♪

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