変わりゆくヨコハマの光景の中、凛として佇む【氷川丸】
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ソコに居るコトが当たり前だったがゆえに、今まで足を運んだことの無かったオイラ(^^;


横浜港のシンボル・現存する最古の外洋航路貨客船・横浜港の生き証人。。。
肩書はイロイロとあります。
そもそも何故ヨコハマに氷川丸なんでしょうか?ソレは・・・

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生まれは横浜船渠。現在みなとみらい@日本丸の展示場所【第一号船渠】を擁していた造船所。
まだ飛行機が発達していない1930年(昭5)に日本郵船が竣工させた1万2千トン級貨客船。
1930年に外洋航路の横浜~シアトル北米航路で活躍。
1941年から戦時中は海軍特設病院船。終戦直後は特別輸送船@引き上げ船として従事。
1953年シアトル航路に復帰!1960年の引退までに太平洋横断@238回を数えました!!
1960年氷川丸@最終航路で、横浜港駅まで運行されたボートトレインが最後の横浜港行き旅客列車となりました。
生まれから引退まで横浜に深く係ってきた氷川丸。
市民からの嘆願もあり 隠居先 保存先が横浜港となるのは至極必然の流れ♪
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1961年から山下公園前の特設桟橋で「宿泊施設を兼ねた観光船」として係留されます。
ユースホステルとして利用した修学旅行生はのべ51万人!
観光船として催された船上結婚式で2000組以上のカップルを祝したのでした♪

2008年にリニューアル!北米航路@全盛期の古き良き時代の内装を再現!!
【日本郵船氷川丸】の名称で古き良き外洋航路を追体験できるミュージアム化されました。
操舵室や機関室など戦前に建造された大型貨客船の貴重な艤装を見ることができます♪
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2016年には文化的価値が認められ、国の重要文化財に指定♪ 海に浮かぶ船舶では初の重要文化財指定でした。コレで入館料¥300はお得ですよ!奥さん!!


【一等客室】
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竣工時、一等客76名・二等客69名・三等客138名(翌年186名に増床)の内訳からも上級志向の豪華船でした。
一等客用の豪華設備は古き良き時代を偲ばせます。
でもね、今のクルーズ船と比べちゃダメよw 
なんせ海外渡航は船旅しかできなかった時代。。。貨客船ってコトが物語っている通り、海運が唯一の輸送手段でしたのですべてがコンパクト。現在の豊富なリゾート手段のひとつであるクルーズ船とは使命が違います(^^;



【特別一等船室】
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リビンク+寝室+浴槽付き浴室の特別一等船室。コンパクトながら見るからに豪華設備!
当時の横浜ーシアトルの片道料金は250ドル@500円。1000円で家が建てられた時代で です・・・(ーー;



【一等食堂】
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船幅いっぱい使った広い一等食堂!一等客数は76名だったそぉなので、、、上級志向が良く解ります。。。


【中央階段】
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当時の一等客のたしなみは、ディナーのあと男性は一等喫煙室・女性は一等社交室でそれぞれ分かれて談話してたそぉな。一等食堂からは中央階段を上って上のフロアへ移動する動線だったよぉです。
この中央階段は『これぞ上流階級』と言わんばかりのエレガントな曲線を描いています♪ この時期の表現は直線で合理的なアール・デコ調にスパイスとして曲線で
有機的な表現のアールヌーヴォー調が顔を出す折衷的な装飾様式が面白いですね♪


【一等社交室】
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Aデッキ前方@ブリッジ下にある氷川丸のメインホール。外周は一等専用@回廊デッキが囲んでいます。
公式レセプション会場のほか、絨毯や椅子を片付けてダンスパーティー会場など多目的に使われたそぉです。

女性の社交場だったのでエレガントな内装となっています。


【回廊デッキ】
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一等社交室の外周を囲っていた回廊デッキ。船のデッキは開放デッキなものと思い込んでいたので回廊のようなデッキに驚きました!しかも広い!! これなら夜間でも風や波しぶきを気にしないで踊り明かせますね♪


【一等喫煙室】
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Aデッキ@後方に位置する男性の社交場。ステンドガラスが配されているのはカウンターバー。
世界の上級酒や煙草が揃ってたんだそぉな。
天窓からの採光を利用したアール・デコ調の天井照明もあるので電灯は少なめです。
紫煙をくぐらせグラスを傾けながらカードゲームに酔いしれる・・・薄暗く落ち着いたダンディな空間ですなぅ。

で、この装備はナニごと?なんとも物々しい設備に見えるんですが・・・
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丸いマーチングバンドのでっかいチューバっぽいのは船内空調のための新鮮空気吸気塔。風向きによって首を振る構造になっています。四角い頭をしているのは空調(もしくは機関部?)排気塔。
そして・・・一等喫煙室@天窓の直上に、真後ろに向いてるとんがった注射針っぽい断面してるのは何ぞや?
実はコレ、喫煙室からの排気ダクトって情報をゲット!紫煙とニヲイは出来るだけ遠くにってコトだったんだろね(^^;

でもなぁ、、、非常用発電室に隣接してるしなぁ・・・発電用エンジンの排気管って気もするんだよねぇ。。。


【機関室】
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4層ぶち抜きの広大な機関室!! しかしこの日は階下に降りる見学ルートは閉鎖中(TT
機関室直上にさらに3層ぶち抜きの 機材搬入用@吹き抜け!? 天窓から採光も兼ねています。
当時最新鋭のデンマーク製の出力5500馬力@ディーゼルエンジンが2基並列されています。
あの時代にボイラー炊きでは無くディーゼルエンジン!? なぜならボイラー炊きエンジンに対し省スペースで済みカーゴ区画や客室区画を多くとれるうえ、燃費も良いので燃料搭載量も抑えられます!ただしこの時期のディーゼルエンジンはそれなりの品質(C重油)オイルが必要だったのでそれなりの経費がかさみました。。。



【操舵室】
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活動時期が時期だけにレトロな機器がワクワク感を高揚させる操舵室♪
レーダーやらジャイロコンパスやらお馴染みの機器もあるもののやっぱ古いw
舵輪の背後には【氷川丸】の船名由来の氷川神社(埼玉@大宮)の祭壇が設けられています。



【船長室】
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操舵室直下にある船長室。寝室+浴室も完備されています。
船長室に居ながら針路の把握ができるよう羅針盤・操舵室への操船指示が出来る伝声管も設置されています。



【古き良き時代】
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各所に華やかな演出をもたらす照明の数々。アール・ヌーヴォー調とアール・デコ調が混在するやさしい灯り(^^♪

船内各所に設置してあるでっかいカガミ。狭い空間を広く見せる昔ながらの視覚効果。

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横浜港@新年を迎える船の汽笛!
この日は2020年12月31日。あと数時間でイツモノ風物詩が行われるハズです。。。

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門松と日本の誇る外洋航路船。紅白ラインのファンネルマークも新春ぽくてヨイですなぁ♪



【日本郵船・NYK】
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日本屈指の物流会社@日本郵船。
横浜に本社を持つ貨物・クルーズ船など手広く活躍している老舗海運会社です。
ファンネルマーク@煙突に紅白の二本線がトレードマーク♪ 大きな船を見かけたら煙突に注目してくだされ!
横浜税関@クイーンの塔・新港橋梁の近くに日本郵船歴史博物館もありますので『みなとヨコハマ』を堪能の際は是非!
が!しかし・・・このコロナ渦で2021年3月4まで氷川丸ともども休館!?、、、なんでこんなタイミングでネタにしたん!? オイラ。。。orz