2021年1月15日ひたちなか海浜鉄道の延伸事業が国土交通省から認可を受けました。
この厳しい時代で元気なローカル線@ひたちなか海浜鉄道!今後の動きが楽しみです♪

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今回は茨交時代@2005年ひたちなか海浜鉄道@2012年の【那珂湊駅】探訪です♪

茨城県にある営業キロ14.3kmの小ローカル線【茨城交通・湊線】
2008年(平20)茨交から分社化・第三セクター企業@ひたちなか海浜鉄道発足。
赤字続きだったがゆえに第三セクター化された湊線でしたが、経営努力の甲斐もあり延伸事業が認められるまでV字回復!その秘訣は資産を大事に使い続けたコトですかねぇ~
そんな姿勢が強く感じ取れる【那珂湊駅】はまだまだ昭和臭を堪能できる素敵な駅です。
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広い構内に程良いサビれ具合! 現代には無い時代の風格を感じます♪

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立派な屋根を持つ大きなホームに構内踏切♪ 改札部の明り取り屋根がモダンです♪

那珂湊駅の魅力は懐かしさは元より新鮮な驚きがある駅だったりします!
ソレは鉄道模型をたしなむ変態紳士のオイラでさえ(゚Д゚)ハァ?となる構内配線w
まずは阿字ヶ浦方面から進入してくる車両から追ってみましょう。
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阿字ヶ浦側のホーム端は大きくカーブしています。
ホーム端から直角コーナーって車両基地を持つ中枢駅にゃ珍しくね?

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阿字ヶ浦側ホーム端。屋根付きの先もホームが伸びています。
やけにホーム有効長がある時点でアヤシサ満点♪


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勝田方面ゆきは1番線に進入します。おっと!構内踏切に隣接したポイント@分岐器!?
ホーム途中にポイントがあるトレッキー感!鉄道模型では御法度かと思うんですが、欧州では当たり前だそぉなw

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1番線の停車位置はポイント直上!? 鉄道模型的には通電不良を避けたいので停めたくない位置ですな(^^;
構内踏切を渡ると島式ホームがあり、3番線が阿字ヶ浦方面のりばとなっています。
分岐した先は2番線へと続いています。。。どぉしてこんな配線になっちゃったんですかね~?

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1番線の勝田方行き発車。2番線は留置車両置き場となっています。
車両基地が隣接しています♪ 当時は廃車両も置かれていてワクワク空間でした。。。


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この小規模ローカル線に似つかわしくない長いホーム。。。
実は過去に行われていた国鉄線からの乗り入れ列車のためだったのでした。
昭和34年頃から6両編成が運用できる駅設備を投資しはじめ、沿線の神社仏閣の縁日を観光資源に国鉄線からの乗り入れをたびたび行っていました。
しかし!昭和30年代後半あたりから『夏は海水浴!』が定番レジャーに大躍進!!
北関東屈指の海水浴場で大人気だった阿字ヶ浦海水浴場!! 最寄り駅だった茨交・湊線の終点@阿字ヶ浦駅が俄然注目されました♪ 最寄りっても徒歩600mもあるけどね。。。
昭和41年の夏には宇都宮から常陸多賀ゆき《臨時快速しおかぜ》に阿字ヶ浦行きが併結!旧型客車6両編成が茨交@阿字ヶ浦駅まで乗り入れしていました。
昭和42年の夏には気動車3両編成の小山発と同じく3両編成の真岡発が下館で併結され6両編成で阿字ヶ浦まで運行! さらに水郡線からの乗り入れ気動車列車も参戦!!
この時、阿字ヶ浦駅構内の留置線を整備。現在の側線がその名残りです。
ついに昭和44年の夏からは上野発の直通急行《あじがうら》がキハ58の6両編成で運行!!! さらに昭和47年の夏は2往復に増便!!!! 

全国的に海水浴客輸送の臨時列車が『○○ビーチ』や『○○かっぱ』などのネーミングで多数運行されました。『青い海』『白い砂』『くじらなみ』なども夏の風物詩として浸透し【海水浴列車】というジャンルを確立したのでした。
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【海水浴列車】の首都圏代表といえばコチラですかね(^^♪【京急@海水浴特急・みうらビーチ号(再現)】
このよぉな海水浴ブームに沸いた昭和40年代!しかし昭和50年代にはレジャーの多様化もあって海水浴列車は衰退していきました。。。
しかし、茨交の強い要望により《あじがうら号》の名称の海水浴列車@乗り入れ列車は1995年(平7)まで運転形態を変化させながら続けられました!
そんな乗り入れ列車の長大編成運用(といっても6両だけどね^^;)の名残りが現在の那珂湊駅@長~ぃホームだったのでした。

長~ぃ1番線ホームの勝田側端は切欠きになっており、かつての貨物扱いホームが続いています。
現在は保線車両が留置されています。しかもなかなかのゲテモノっぷりですw
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あまり見かけないタイプの保線用モーターカーと思いきや、芝浦製作所製のマルチプルタイタンパー!
凸型のマルタイってのもあるんだねぇ~!
その後ろにFRP製タンクを載せたお手製@除草剤散布トロッコ!! ヤッツケ感がたまらなくイイ!

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コレでもか!ってなライト設置!だけど困り顔に見えてラブリー♪

そして凸型機関車といえば!なマスコットも健在でした♪
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ケキ102形ディーゼル機関車。全盛期は貨物列車、晩年はバラスト散布で活躍。
【海水浴列車】華やかなりし頃は準同型機で出力の大きな【ケキ103】が乗り入れ@旧客を牽引してたそぉな。
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ケキのケ=軽油・キ=機関車なんだそぉな。
昭和30年代まで戦前に導入されたガソリンカーが使用されていたのでディーゼル@軽油と区別したかったのでしょう。
2009年まで那珂湊駅に留置。その後ジェイアール貨物・北陸ロジスティクスが買い取りました。
2012年には体験運転も出来るほど整備されたよぉですが、2017年では放置されている模様ナリ。。。

かつての貨物取扱いの名残り。。。貨物といえば!全国を網羅していた日通。0460
いかにも!と言いたくなる日通@事務所も周辺に残ってました♪


那珂湊駅は車両基地が併設された中枢駅です。
構内には留置車両・廃車両が点在し飽きさせません♪


【2005.02.26.の訪問時】キハ200形@廃車両がアチコチに置かれていました。
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2番線に留置されていた@キハ204。すでに眼光は失われていました・・・

もとはお隣の鹿島臨海鉄道@2000系。1985年開業から1989~1991まで活躍。
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アカ抜けた派手なスタイルをしていますが、もともとは国鉄@キハ20で1961年製。
ヘッドライト移設でガラッと変わるもんですなぅ。

1986年~1991年に来た鹿島臨海@2000系あらため茨交@キハ200形
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非冷房ってコトでワンマン改造は未施工・前面改造済みってコトで懐かしのカラー化されるコトもなく・・・2005年にはこんなアリサマでした。。。


だが しかし!?
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車籍のある懐かしのカラー@キハ205以外の大型ディーゼル車が那珂湊駅を去った中、2021年現在でもキハ203だけがココに留まっています!! しかも朱色5号@首都圏色の一色塗りにされているやぅです。。。

ちなみにキハ200形のキハ202~204は那珂湊駅に留置されていましたが、キハ201は終点@阿字ヶ浦駅で特別任務を与えられていました!
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キハ201は阿字ヶ浦駅構内で海水浴客用の臨時更衣室として利用されていました。
海水浴需要をメッチャ重要視していた茨交時代!車両の無料更衣室化は伝統となった感もw
キハ201は2009年に撤去解体されました。

そぉすっと【ひたちなか海浜鉄道の延伸】も海水浴需要が目的か?と思っちゃったオイラ。。。全く的外れな解釈でしたw

延伸先は〔ひたち海浜公園〕の西側@翼のゲート付近です。海まで2km以上離れた内陸です。
四季折々の花と自然を楽しめる広大な国営公園〔ひたち海浜公園〕へのアクセスはモチロン!新駅予定地には巨大ショッピングモールが隣接しているので通年の利用客が期待できるっぽ!延伸部は高架線が主となるよぉなので昭和臭が魅力の同線っぽくは無いけどw、、、このまま元気に伸びていってほしぃですネ♪




最後に那珂湊駅@裏庭探訪(^^♪
那珂湊駅の重鎮!ケハ601の廃車体は現在もご健在だそぉな!
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2005年の段階で既に足元をもぎ取られたダルマ状態でした。

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1960年(昭35)新潟鐵工が試作した日本初のステンレス製気動車!
エンジンはDMH17C型 180ps1基を搭載。キハ20と同性能だったそぉな。
ただし総括制御ができなかったため宇基本的に単行で運行。連結で運用されるときは付随車として使用できるように追加工されるも使い勝手がイマイチだったよぉです。
常磐線@水戸駅までの直通列車に優先的に使用され、1963年(昭38)の水戸直通の最終列車にもケハ601が運用されたそぉな。。。

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1992年(平4)に廃車後、那珂湊駅構内の裏手にて物置として鎮座!
さすがステンレス物置!丈夫で長持ちです♪
2008年(平20)に市民団体【おらが湊鉄道応援団】の手により整備され湊線資料の展示車輌として活用!毎週日曜13時~15時半の時間に無料開放してるそぉです。(平時のハナシですので現在はどぉなんでしょ?)



ちょいと前の那珂湊駅を見てきましたがいかがだったでしょうか?
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架線の無い広い空・小規模ローカル線とは思えぬ複雑な構内配線・国鉄級キハ♪
そんなモダンで素敵な那珂湊駅がナンか懐かしかったです。。。
那珂湊漁港にはスシ食いに行くのに最近駅には寄ってなかったオイラ(^^;;;;

近いうちに令和の那珂湊駅を見に行きたいなぁと思っております。