2019.03.30.リニア・鉄道館を後にして、、、
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次の目的地は、名古屋港・ガーデンふ頭@ミュージアム【南極観測船ふじ】です。
 
名古屋港は日本第2位の貿易港です。なだけあってデカイ!
そして東西方向の移動手段で鉄道がありません。あおなみ線@金城ふ頭駅名古屋市営地下鉄@名古屋港駅への移動となると、クルマでは8km@20分程度ですが、公共交通手段となると途中バス移動となり40分以上かかります。。。 名古屋駅まで戻るとなると1時間は覚悟しないと・・・(ーー;
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そこで!水上バスで金城ふ頭からガーデンふ頭へ乗り込んぢゃえっと(^^♪
途中で9号地@フラワーガーデン最寄りのブルーボネット桟橋を経由しますが、乗り換えなし!所要時間25分っと楽ちんです♪ ただし、基本的に土休日のみの運行ですので注意が必要です。
水上バスありきで、リニア・鉄道館を早々に切り上げ12:15金城ふ頭出港の便を待ちます。


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隅田川とかでお馴染みの水上バスかと思ってたら、意外な船がやってきました!
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納涼船っぽい用途で、帆船チックな妙に手の込んだ船なのでした。


金城ふ頭を出港すると、右手の岸壁に鉄道車輌らしきモノが・・・
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JR東海のお古@気動車ですねぇ~。ドコへ持っていくのでしょう?
ん!?
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キハ48@国鉄一般車色風カラー(謎)も混ざってますね!


航路まで出ると名古屋ならではの自動車運搬船に出会いました。
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もぉね、カモメだかなんだかがウジャウジャ取り囲んでんですよ!
あの船の周りにナンかあるんだろか?ちょいとコワイ想像してみたり(^^;
そんなコトもあり、海上からリニア・鉄道館を見るの忘れましたw

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名港中央大橋をくぐります。上下線@6車線道路の伊勢湾岸道路の斜張橋です。


のんびり名古屋港クルーズを堪能。若干眠いですw
途中ブルーボネット桟橋に寄ります。
接岸も改札もシルバー係員さまが活躍しておられます。
乗客がおられるよぉなのですが、なんだかんだとのんびり作業で遅延していきますw


のんびり遅延のままガーデンふ頭が近づいてきました。
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わぉ!【南極観測船ふじ】は港外へ出航できない状態で展示している模様!!

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名古屋港水族館@背景に遅延を取り戻す気も無いエンゼルハープ号が次の波止場に出港w


いろんな障害物に囲まれて撮りよぅのないふじの船尾。(TT
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ヘリ甲板が左右に張り出してるトコロが観測船っぽくてステキっす♪

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その点、現用砕氷艦しらせ(2代目)は船体も上舷構造物もパンパンに着ぶくれしてて、ヘリ甲板の張り出しが皆無なのが残念w

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正面まで廻って、やっと【南極観測船ふじ】の雄姿を拝みます♪
やはりブリッジ左右のウィング@張り出しなどメリハリぼでぃなトコがふじの魅力♪


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ブリッジ内部の様子。ふじでさえ広いと感じただけにしらせはどんだけ広大だか想像すら・・・

砕氷船たる証。
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メインマスト上部に設置されている上部操舵所。
氷海航行時の【氷山の一角】を高い位置から警戒するための見張り台です。


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【南極観測船ふじ】の号鐘。
号鐘とは、船員に交代の時間を告げたり、悪天候の時に船の位置を他船に知らせるために使われます。
が、現代では就航メモリアルを刻んだ船舶の名刺的要素もあるかと♪


船内は現役当時のド昭和な生活風景が再現されていました。
画像でお送りしても良かったのですが、そこは実際に見学して頂くことで発見する喜びをご堪能くだされw


船尾@ヘリ甲板には当時活躍したヘリコプターが駐機@展示しています。
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シルコスキーS-61A-1。ふじでは昭和基地への物資輸送用に使用されました。
オイラ的には海自と言えばこのおたふく顔なんですよね~♪
この前面下部の船を思わせるウネリやフロートを思わせる脚収納@スポンソン。
何のためにこんな形状なのか気になってました。。。
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コチラは成田@航空科学博物館の展示機、海上保安庁の救難ヘリ@シルコスキーS-62。
同型機のうぃきページにこんな画像をハケーン!やっぱり!そのための船体型だったのね!!!



【南極観測船ふじ】 AGB-5001 は海上自衛隊@補助艦艇の砕氷艦に分類されます。
初代南極観測船@宗谷PLH01(1957~1962年)は海上保安庁の運用でした。
2代目南極観測船@ふじAGB-5001(1965~1983年)から防衛庁の運用となります。
自衛艦初のヘリコプター搭載艦で、3機のヘリ(輸送用S-61Ax2機・氷状調査用ベル47G2Ax1機)を搭載していました。
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ヘリ格納庫は3機分あり、昭和の護衛艦@ヘリ格納庫と比べると大容量です。

現在のヘリ格納庫内は南極観測隊の活躍を紹介する【南極の博物館】となっています。
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展示物の中にかなりアンティークな雪上車がありました。
第1次隊が宗谷で持ち込んだ小松製作所製のKC20-3S@小型雪上車です。

ふじが南極へ持ち込んだ雪上車は地上で展示されています。
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中型雪上車@MS50型。設計開発は防衛庁。製造は新潟県長岡市にある大原鉄工所。
昭和基地への接岸ができない場合、分解してヘリコプターで輸送できることを念頭に開発され、防衛庁78式車輌を南極仕様に改良したのが5トンクラスの中型雪上車@MS50型です。


同じく地上で展示していたふじのプロペラ。
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砕氷艦ゆえに氷混じりの海水の中で運用するため、羽根は丈夫なステンレス鋳鋼製です。
宗谷で経験した羽根の破損に対応して、羽根をボスにボルト止めして羽根交換を容易にしています。

ふじはディーゼルエンジンで発電し、モーターでプロペラを廻す電気推進式でした。
チャージング【砕氷船が氷によって進行を阻まれ、船体が停止して前進できなくなった場合、一旦 後進し改めて全力前進によって氷を砕く。これを何度も繰り返して航路を開く方法】を行う際、プロペラの回転方向を反転することで前後進を行います。エンジン+ギアボックスの通常機関より電気推進式のモーター駆動の方がプロペラの回転方向を反転させる際の即応性が優れています。ふじ以降、しらせ(初代・二代目)も電気推進式を採用しています。
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砕氷船として専用設計されたワケでは無い宗谷。生まれは耐氷構造貨物船で当初の砕氷能力は40cmでした。南極観測船として改造に改造をかさね(もとは推進軸1軸のボイラー船を推進軸2軸のディーゼル船にするほどです)砕氷能力1.2mまでアップしましたが・・・限界でした。
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その点、砕氷艦として設計されたふじは連続砕氷で80~120cm:チャージングでの最大砕氷能力は6m!を有しています。多目的砕氷艦としていろんな目的を課せられた結果、全長100mに対し最大幅22mの幅広@ずんぐり船型となっています。
まぁ現役@しらせ(2代目)の全長138m@最大幅は28mでずんぐりに拍車が掛かりムックリしちゃってますw


そぉいえば、前回のしずおか東部の旅で寄った富士山本宮浅間大社にこんなモン奉納されてました。
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【名峰富士山】から名を頂いた【ふじ】つながりで奉納したんでしょうね~


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なかなか収穫の多かったミュージアム@南極観測船ふじでした(^^♪



遂に雨が降り出してきました・・・
天気が持てば中京競馬場の名鉄パノラマカーに逢いに行こうと思ってましたが断念(TT
金城ふ頭駐車場までクルマを取りに行かなければ(^^;
陸上移動が困難だったから水上バスを使ったのに・・・メンドくさっ!っとタクシー移動にw
で、請求金額@¥3000ですか。そぉですか。。。けっこうなお手前でorz



さぁ!雨の中、いざ関東へ!!!
伊勢湾岸道をひたすら道なりに行くと、気が付けば新東名!! らくちんでした(^^♪

結構な降雨量です。
時間は17時過ぎ。
島田金谷ICと見慣れた看板が!なんか一安心♪

安心したらこんなトコロに・・・
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さくら めっけw やっとタイトルにつながったYO!

この日は新金谷~家山駅@往復の貸切SL列車が走ったのでした。
SLに揺られ夜桜で一杯ってツアーらしぃっす。。。いいなぅハァハァ
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後部補機はE101でした。テールランプと運転台のオレンジ灯が印象的です。



時折雨脚が強まります。
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ヘッドライトに浮かび上がる雨つぶ。
喧騒とは無縁の貸切列車。
静寂の中、蒸機が奏でる息吹が心地よいです♪



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雨でしっとり濡れた夜汽車的な光景にウットリ。旅情そそられまくりでした!



さて、ココまで来れば帰り着いたのも同然!なワケもなく・・・普段はココ目当てに遠征してるのにねw 距離感が狂いっぱなしですよ。。。とりあえず日付変わる前には横須賀にたどり着いたのでヨカタです。


以上、タイトル:ふじ・さくら ってサギぢゃね?@中京地区ミュージアム巡り@帰り編でした♪