東急の一時代を築いた左右非対称の平面顔。肩の力が抜けた優しい印象をオイラは感じます。
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今注目を集めている池上線・多摩川線で活躍しています。

東急1000系は1988年12月にデビュー。9000系を基本に設計された18m@3扉車です。
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日比谷線乗り入れ用8両編成。東横線・目蒲線兼用の4両編成。池上線の3両編成とバリエーション豊富でした。
しかし、その実態は!? 日比谷線乗り入れ用@7000系・池上線@7200系を淘汰するための刺客だったりするのでした!

この頃のトレンドは9000系譲りの変則3枚窓。淘汰された7000系は地方ローカル私鉄へ逃げ延びるのですが、中間車からの制御車改造車などは自分を追いつめた相手と同じ変則3枚窓の前面を付けられちゃいました。なんたる屈辱(^^;
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2001.05.28.福島交通7000系@桜水車庫にて
福島交通へ嫁いでも7000系を名乗りました。足回りは本家では淘汰された外側ディスクブレーキの「パイオニア台車」です。非冷房のままで使用されたので、登場時のまんまの独特なベンチレーターが並んでいました。


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そして時代は流れ、日比谷線乗り入れ終了。
目蒲線分断!あらため多摩川線、そして池上線へ再投入。
車体長18mが重宝されてローカル私鉄へ転職などなど意外に動きのある1000系。
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現在は3両編成に統一され、池上線・多摩川線で新7000系・7700系・1000系1500番台と共通運用されています。



現在イチバンの注目1000系は1017Fに復刻カラーを纏った【きになる電車】でしょう♪
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2016年3月。池上線開業90年を迎え、昔からの沿線住民の方々に楽しんでいただけるよぉに昭和20年代の旧3000系が纏っていた懐かしのツートンカラー復刻。
車内はウッディなデザインとトーンでコーディネート。(いい街 いい電車プロジェクトより)
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木目調の化粧パネルに電球色LED照明。本物の木から職人@手作りの吊り手などなかなかの凝りようです。

【きになる電車】は2016年12月池上線@戸越銀座駅の『木になるリニューアル』が発端でした。
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この東急沿線@下町駅wの典型的な作りだった戸越銀座駅が・・・

こぉなるとは驚きです!!
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木の温もりで90年もの歴史を町と共に歩んできた戸越銀座駅をプロデュース。
素敵な駅ですなぁ~こりゃ電車も『きになる』ほどのイメチェンです♪



【1000系1500番台】
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1500番台1501Fは池上線PRのヘッドマーク付き。
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2013年、東横線・副都心線の相互乗り入れが開始。東横線・日比谷線相互乗り入れが終了。
その際に日比谷線乗り入れで使用されていた1000系の大量余剰が発生しました。
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そこで池上線・多摩川線用の新7000系の新造を一旦中止。余剰1000系を1000系1500番台へ再生改造し投入した経緯からカラーリングは新7000系由来のグリーン基調になっています。
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1500番台登場当初、小洒落たカラーを身に纏い東京下町を往く姿には違和感を感じました。が、最近では客層も利用者数も良い方向に増え、エレガントな1500番台のカラーが似合う路線へと変わってきた気がします。





時に、東急の中古車はローカル私鉄に大好評です。
耐久性のあるステンレス車体が人気マトなのですが、もぉひとつ【車体長18m】というのも魅力なのでした。
ローカル私鉄ゆえに輸送力より取扱重視で、既存の地上設備を活用しつつ、ワンマン改造も必須となると短編成@短車長がベストとなります。
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現在18m級で程度の良いステンレス余剰車となると東急1000系がビンゴ!となります。
2018年現在、【福島交通】【上田電鉄】【伊賀鉄道】【一畑電車】へ譲渡されています。
過去、東急本家から7000系や7200系を追い出した1000系、、、さらに逃げ延びた先まで引導を渡す役が廻ってくるとは・・・因果なモノです(ーー;


地方へ転出していった【もと1000】の上田電鉄での活躍をちょいと紹介。
【1001F】デハ1001-クハ1101  :もとデハ1315, クハ1015
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東急時代のままの銀に赤帯スタイル。まぁ上田電鉄は東急の子会社なだけにしゃーないなw
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2016年の夏。NHK大河ドラマ@真田丸ブーム到来!!ご当地ゆえにチカラ入ってました!


【1002F】デハ1002-クハ1102 :もとデハ1318, クハ1018
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上田電鉄1000系1002F・1003Fの【自然と友達号】は車体に昆虫や植動物をモチーフとしたロゴをラッピングしています。
上田電鉄1000系1002Fは【自然と友達1号】を名乗ります。白基調のラッピングにカラフルなドアで軽快な印象です。


【1003F】デハ1003-クハ1103 :もとデハ1314, クハ1014
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上田電鉄1000系1003Fは【自然と友達2号】を名乗ります。側面は1002F【自然と友達1号】と同様のラッピングですが先頭部に黒をあしらい引き締まった装いです。
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【自然と友達2号】の車内。車内広告枠に刃昆虫や植動物をモチーフとしたロゴを掲載。
運転台仕切りの左右非対称のレイアウトは東急時代のまま。
ワンマン運転のため料金箱と液晶ディスプレイの案内表示器が設置してあります。
両端駅と下之郷駅のみ全扉を開けますが、途中駅は先頭車前扉のみを開け乗り降りします。
料金箱に近い運転台扉の窓にはガラスが入ってません。ワンマンゆえに運転台扉の窓越しに運賃清算等の業務を行います。


【1004F】デハ1004-クハ1104 :もとデハ1316, クハ1016
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上田名物@まるまど電車を務める1004F。初代や2代目(7200系)と比べるとかなりの美白顔になってます。
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車内は木目調で落ち着いた雰囲気。2代目同様カッティングシートによる【丸窓】を演出しています。
日よけ@ブラインドの上に【優先席】表記を縫い付けているのトコがなんとも地方感をそそりますw


【6000系・6001F】デハ6001-クハ6101 :もとデハ1305, デハ1255
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真田つながりの[六文銭][赤備え]で身を包んだ【さなだどりーむ号】@6000系。
もと日比谷線乗り入れ用1000系中間車に新製@先頭部を継げ替えた改造車。
あまりに顔が違うため6000系の名をもらったよぉです。
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『あれれ?カプコン!南海サンより控え目なラッピングぢゃん!?』っと思ったんだけど・・・
このラップングは【戦国BASARA】用ではなく、上田電鉄@【さなだどりーむ号】そのもののラッピングだったよぉです。 つまりヘッドマークだけコラボったってかw
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普段のヘッドマークはこんな感じっす。

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上田電鉄は、2018年5月に最後まで残った7200系・7255Fが引退したので、東急1000系由来の車両で統一されました。



《なにげにマニアック》
東急9000系・1000系・2000系の前面@左右非対称の平面顔が一時代を築いてきましたが、実は4編成@4両だけ異端児が居ました。
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『ん~何か違うの? 普通の東急顔ぢゃん!』って思われるでしょうねぇ~。
ナンバーが中央に表記されています。貫通扉が中央に!左右非対称ぢゃない!!
そぉなんです。実はですねぇ・・・
【東横線・目蒲線兼用の4両編成】1010F~1013Fは1000N系とも呼ばれ、普段は1010F+1011F・1012F+1013Fと組んで8両編成として運用されていました。
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連結面の先頭車は前面貫通扉が真ん中にあり、ホロでつなぎ貫通編成として運用できるようになっていました。つまり4両編成でみると前後の先頭車の形状が違うのでした!キモっw

1012Fと1013Fは
2000年(平12)に目蒲線用に転用されます。このとき両端の形状を合わせるために先頭車をトレードし1012Fは左右非対称顔、1013Fは貫通扉中央顔になりました。
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中央に貫通扉を配した結果、運転台機器のレイアウトが従来の1000系と違っています。
運用上折り返し運転を頻繁に行います。レイアウトの異なる運転台では運転士の誤操作が懸念されたため同じレイアウトの運転台を1編成にまとめたのでした。
現在、東急で見られる1000系@左右対称顔はこの1013Fの1本のみです。

1010F+1011Fの中央貫通扉@左右対称顔は伊賀鉄道に売却され、現在も当地で活躍中(しかも忍びのモノになってるっぽw)です。



以上、意外とオモロイ東急1000系の特集でした^-^)ノシ